「20兆円を援助」と、いきなり言われても・・・実感がわかない悲しい庶民

2023年10月26日木曜日

TVディレクターの仕事 日々のあれこれ

t f B! P L
お早うございます。早起きディレクターです。
いきなりですが・・・
皆さんは、計算は得意な方ですか?

何を隠そう僕は小さい頃から数字の足し算や引き算、掛け算、割り算には多少自信がありました。
(こう見えてソロバン2級です。まったく自慢になりませんが・・・)
ちなみに、テレビの制作プロダクション時代もロケ取材や番組制作のための仮払い(会社から預かるお金)などの精算は誰よりも早かった。

ただ、その理由も「人からお金を借りるのがイヤ!借金は身を滅ぼす!!」などという、小さい頃からの貧乏育ちで学んだ臆病からくるものなのですからあまり偉そうなことは言えません。

でも、いずれにせよ精算(つまり借金返済)は誰よりも早かったので、会社経理のO女史からはけっこう評判が良かったものです。



庶民派ディレクターは慎ましく番組作りをしている


普通、我々クラスの庶民派ディレクターが一回の取材で扱う金額など、通常は数万円、多くて数十万円の世界です。
たまにもっと大金を扱う場合・・・たとえば、海外ロケなどの場合は多少上がりますが、それでもまだ個人で金額の大きさが把握できる範囲。


だから、ごく稀に車などを買う場合なんかで支払い額が数百万円単位になってくると、とたんに、頭の奥がぼんやりとかすんできます。ましてや一世一代!家を買う場合など、もうまったくお金の価値がわからなくなって思わず逆上してしまった記憶があります。


悲しいかな、大きな金額とはあんまりご縁がなかったのです。
きっとみなさんも同じようなもんですよね?
もしそうでないなら、そんな人とはあまりお付き合いしたくないです。

で、その金額がさらにさらに跳ね上がって「億円」とか「兆円」とかになると、もう目が回って異次元の世界・・・地上から天上の月を眺めているような気分です。


だからニュースなどで「日本の岸田首相がウクライナの復興税20兆円を税金で徴収!!」なんて言われても、もちろん「むむ!」と腹は立つけれどもいまいち実感がわかなかった

と、いま「実感がわかなかった」なんて過去形で書きましたが、それにはわけがありまして、最近はそんなニュースを見たら多少は実感が湧く方法を会得したんであります。

それが、その金額(兆円)を日本の人口である1億で割る💡という方法です
(正式には日本の人口は今1億2330万人だそうですが、ここはわかりやすく1億人で)



20兆円はひとりあたり20万円!?


つまり20兆円を援助するということは、日本の人口で割ったら(20兆円➗1億)=ひとりあたり20万円援助するということ。
4人家族なら80万円も募金!
ほら、だんだん腹が立ってきたでしょう。
もちろん正しく経済的に(?)考えれば多少意味合いは違うんでしょうが、そこはこらえてくださいませ。

いずれにせよ、こうして考えてみたら「兆円」という金額がじわじわと身近に感じられるようになって、お金の実感は湧くし、同時に”増税メガネ”に対して必要以上にむかっ腹が立つようになってきました。

「ええかげんにせえよ!増税くそメガネ

おっと、はしたない。
悪い言葉を使うとバチが当たります。
鶴亀鶴亀、えんがちょ。





ちなみにさっき「X(旧Twitter)」を見ていたら、わたくしと全く同じような発想で20兆円を「何!!一人あたり20万!?」と、岸田くんに怒っている方の投稿がありました。
みなさん考えることはおなじなんですね。
この人もきっと大きなお金とはあまり縁がなかったんでしょう。
いいお友達になれそうです。

























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大阪市, 大阪府, Japan
関西在住。早起きのベテランTVディレクターです。これまで旅モノやドキュメンタリーを中心に活動。MBS「ちちんぷいぷい」の旅コーナー”『とびだせ!えほん』『前略、旅先にて』やKTV「ふるさとZIP探偵団」などを担当していました。 テレビ業界での経験話からドラマや音楽論。そして趣味の占星術まで色んなジャンルの話題をつづっています。

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